- 猫についていた毛玉がフェルト状になった原因が知りたい
- フェルト状の毛玉がブラッシングで取れないので、取る方法が知りたい
- 毛玉がフェルト状にならないための対策が知りたい
こんなお悩みを解決します。
愛猫の体を触っていたら、小さな毛玉だったのがフェルト状になり、カチカチに固まってびっくりしますよね。
そこで本記事では、以下の4つについて解説していきます。
- 猫の毛玉がフェルト状になる原因と取る方法4選
- フェルト状にしない対策と放置した場合どうなるのか
- 毛玉がフェルト状になりやすい箇所と取ったあとの対処について
- わたしの飼い猫の毛玉がフェルト状になったときの話
この記事を書いているわたしは、長毛猫のラグドール・メインクーンと一緒に暮らしています。
猫のことを詳しく知りたいと思い、以下の2つを修了しました。
- 愛猫健康講座
- キャットケアスペシャリスト
愛猫の体にフェルト状の毛玉ができて、どうしていいかわからない方は最後まで読んでくださいね。
猫の毛玉がフェルト状(カチカチ)になる原因とは?
毛玉に抜け毛が絡まり、摩擦などの圧力によってフェルト状になります。
飼い主がブラッシングを怠って、抜け毛を回収していないのが原因です。
部屋の掃除をしていないと、埃がどんどん積み重なってたまっていきますよね。
猫の抜け毛も同じで、回収しないとたまっていきます。
そのため、定期的にブラッシングをしないと、フェルト状の毛玉ができてしまうので注意が必要です。
フェルト状の毛玉を取る方法4選
猫の体にフェルト状の毛玉ができた場合、取る方法は以下の4つです。
- コームとハサミでカットする
- バリカンで刈り取る
- 動物病院に連れていく
- トリマーさんにお願いする
1つずつ解説していきますので、自分に合った方法を探していきましょう。
1.コームとハサミでカットする
コームとは櫛のことです。
方法としては、皮膚と毛玉の間にコームを入れて、ハサミで毛玉をカットします。
コームを皮膚と毛玉の間に入れるのは、カットするときに皮膚を傷つけないためです。
たとえば、机の上で紙をカッターで切るときに、机に傷がつかないように紙と机の間にマットを入れますよね?
猫の体のために、皮膚と毛玉の間にコームを入れてハサミで毛玉をカットしましょう。
また、これからコームとハサミを準備する方は、ステンレス製をおすすめします。
フェルト状の毛玉は固いため、プラスチック製などの軽いコームだと、入らない可能性があります。
ハサミはカットする際に、切れ味が良いステンレス製だと時短になるからです。
これから用意する方は、ステンレス製のコームとハサミを用意しましょう。
\適度な重さでフェルト状の毛玉に刺しやすいコーム/
\先端が丸く安全かつ、左右兼用で使えて便利/
2.バリカンで刈り取る
バリカンを使い慣れている方は、この方法がおすすめです。
しかし、バリカンを使ったことがない方や、慣れていない方は使わないほうがいいでしょう。
人間の皮膚に比べて、猫の皮膚は1/3の薄さしかないため傷つきやすいからです。
たとえば、薄いゴム手袋を使って作業をすると、引っかかって破けることがあります。
これと同じで、猫の皮膚もバリカンの刃が当たって裂けてしまう可能性があるので、注意が必要です。
それでも、初めて猫の体にバリカンを使う際は、動物病院が営業中のときにやるといいでしょう。
万が一、傷ついたときに動物病院で、治療することができるためです。
最悪な状況を想定して万全な対策をしてから、バリカンを使っていきましょう。
3.動物病院に連れていく
猫が毛玉をカットさせてくれないときは、動物病院にお願いしましょう。
無理やり猫を押さえると、飼い主がけがをする可能性があるからです。
猫は嫌なことをされると、かみつきや猫パンチなどをすることで、物理的にやめさせようとします。
猫が嫌がり毛玉をカットさせてくれないときは、動物病院に頼みましょう。
その時に注意してほしいのが、麻酔を使用するのかを確認することです。
猫によっては、体調不良を起こす可能性があるため、愛猫のことを考えてから判断しましょう。
4.トリマーさんにお願いする
麻酔を使わずに、フェルト状の毛玉を取ってほしい方は、トリマーさんにお願いするといいでしょう。
麻酔は医師にしかできないため、トリマーさんは麻酔なしでカットをします。
また、シャンプーや爪切りなどのオプションもあるため、自分一人では毛玉をカットができない方や忙しい方にもおすすめです。
わたしがお願いしているトリマーさんは、1万円でシャンプーや爪切りを含めた全身のケアをしてくれています。
自分一人ではどうしようもできないときは、トリマーさんに依頼をするのも良いでしょう。
猫の毛玉をフェルト状にしない2つの対策
フェルト状の毛玉を取ったあとは、小さな毛玉ができてもフェルト状にしないようにしなければなりません。
対策としては以下の2つです。
- 毎日ブラッシングをする
- 手でボディチェックをする
1つずつ、一緒に見ていきましょう。
1. 毎日ブラッシングをする
フェルト状にしないために、有効な対策が毎日のブラッシングです。
抜け毛が回収できるため、毛玉ができなくなりフェルト状になる可能性が低くなるでしょう。
「毎日ブラッシングする時間がない」「飼い猫がブラッシングをさせてくれない」飼い主さんもいらっしゃいます。
そんなときは、飼い猫がご飯を食べているときにブラッシングしてみましょう。
わたしの飼い猫は、ご飯中はブラッシングさせてくれます。
愛猫がブラッシングを許してくれるタイミングを見つけて、短い時間でもいいので毎日ブラッシングしてあげましょう。
もし小さな毛玉ができたときは、スリッカーブラシがおすすめです。
\毛玉をほぐすのに便利なブラシです/
2.手でボディチェックをする
ブラッシングが嫌いな猫に、毎日のブラッシングをするのは飼い主にとってもつらいですよね。
そこで、ブラッシングは無理でも毎日のボディチェックはしましょう。
毛玉の早期発見につながるからです。
毛玉がフェルト状になるのは、毛玉に抜け毛が絡まり、摩擦などの圧力によってできます。
すぐに毛玉を発見し取り除くことで、フェルト状になるのを防ぎましょう。
ブラッシングができない方は、毎日のボディチェックを欠かさないことで、毛玉を見つけカットする方法がおすすめです。
猫の毛玉をフェルト状のまま放置した場合どうなるのか?
毛玉をフェルト状のまま放置した場合、いったいどうなるのでしょうか?
主に以下の2つのことが起きます。
- 痛みで動きが制限される
- 皮膚病の原因になる
猫の健康状態に関わるので、しっかり見ていきましょう。
1. 痛みで動きが制限される
フェルト状の毛玉は大きいために、動き方によって皮膚が引っ張られ、痛みが発生します。
痛みによって動きが制限されるため、落下事故が起こる可能性があります。
わたしたちも捻挫したときなど、痛みによって動きが悪いときがありますよね?
痛みによる落下事故を防ぐために、毛玉がフェルト状にならないよう注意していきましょう。
2. 皮膚病の原因になる
フェルト状の毛玉は、抜け毛と被毛がからまりできるため通気性がなくなり、雑菌がたまりやすくなるからです。
皮膚はフェルト状の毛玉で隠れてしまうため、すぐに赤みなどの異常に気づけません。
そのため、どんどん進行してしまい、気づいたときには大変な状態になる可能性があります。
皮膚病にならないためにも、毛玉は放置しないようにしましょう。
猫の毛玉がフェルト状になりやすい箇所
猫の毛玉がフェルト状になりやすい場所についても知っておきましょう。
フェルト状のなりやすい箇所を知っておくことで、注意して毛玉を探すようになるからです。
毛玉ができやすい箇所は、3つになります。
- わきの下
- お腹
- しっぽ周り
とくに、わきの下はブラッシングがやりにくい場所になるので、毎日のボディチェックを欠かさないようにしましょう。
フェルト状の毛玉が取れたときはおやつをあげよう
おやつをあげることで「この嫌なことを我慢すれば、おやつがもらえる」と学習するからです。
猫は頭が良い動物であり、飼い主のことを観察しています。
たとえばですが、引き出しを開ける動作を見ていた場合、実際に前足を使って開けることがあります。
時間はかかりますが、おやつがもらえることを理解すれば、嫌なことでも我慢してくれるでしょう。
私の飼い猫は、半年ほど与え続けて学習しました。
フェルト状の毛玉が取れたときは、ご褒美としておやつをあげることをおすすめします。
飼い猫がフェルト状の毛玉ができてしまったときの話
わたしの飼い猫も、お腹の毛玉がフェルト状になったことがあります。
そのときに取った方法は、「コームとハサミ」と「トリマーさんに依頼」の2つです。
まずは「コームとハサミ」で取れる部分をカットしました。
取れない箇所は「トリマーさんに依頼した」形になります。
わたしにとっては、2つの方法でフェルト状になった毛玉を取ることが合っていると確信しています。
自分にとってやりやすい方法を探してみましょう。
まとめ:毎日のブラッシングで毛玉防止をしよう
この記事では、猫についていた毛玉がフェルト状になった原因と取る方法について解説しました。
まとめると以下のとおりです。
- 毛玉に抜け毛が絡まり、摩擦などの圧力によってフェルト状になる
- 毛玉をフェルト状にしないためには、毎日のケアが大事
- 放置すると皮膚病の原因になる可能性がある
- 毛玉を取ったらおやつを与える
毎日のブラッシングと毛玉をカットすることで、フェルト状になるのは防げます。
ですが、ブラッシングが嫌いな猫もいるため、そのときはボディチェックをして毛玉の早期発見をしましょう。
毛玉を防止することで、けがや病気になるリスクは下がります。
もしフェルト状の毛玉ができても、自分に合った取る方法を探して実践してみてくださいね。
長毛猫のラグドールのブラッシング方法を解説していますので、他の飼い主のブラッシング方法を参考にしたい方は読んでみてくださいね。
ブラッシングの他に猫のケアの1つとして爪切りがあります。
その時に暴れたり噛んだりして爪切りができないと悩んでいる飼い主さんは以下の記事で解説しているので、参考にしてみてくださいね。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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