・メインクーンの寿命が知りたい
・長生きする方法が知りたい
こんな疑問にお答えします。
この記事を書いている私は、メインクーン♀といっしょに生活しています。
猫のことをくわしく知りたいと思い
を修了した私が解説します。
この記事を最後まで読んでいただけたら、メインクーンの寿命と、世代別の長生きする方法を知ることができます。
メインクーンの平均寿命は11~14歳
メインクーンの平均寿命は11~14歳といわれています。
猫全体の平均は15歳くらいなので、そこまで短くありません。
あくまで平均寿命なので、飼い方によって変化します。
では11~14歳は人間の年齢に換算するとどれくらいでしょうか?
猫の年齢 | 人間の年齢 |
1 1 | 6 0 |
1 2 | 6 4 |
1 3 | 6 8 |
1 4 | 7 2 |
年齢の換算はあくまで目安です
純血種の猫は、雑種の猫にくらべて寿命が短いといわれていましたが、近年はかわりつつあり、寿命の差はほとんどなくなっています。
メインクーンでも30歳まで生きた記録があります。
食生活や住環境・医療の進歩・飼い主の飼育意識の向上などで平均寿命が延びているからです。
長生きしてもらうためにも。飼い方の知識を覚えて実践していきましょう。
長生きする方法を紹介します。
子猫・成猫のときにしておきたい長生きする8つの方法
子猫・成猫のときに長生きする8つの方法があります。
1つずつ解説します。
1.かかりやすい病気を知り対策する
メインクーンはかかりやすい病気が3つあります。
肥大型心筋症
心臓の筋肉が何らかの原因で厚くなり、心臓の働きが悪くなる病気です。
遺伝性の病気であり、治癒することはできないため、対処療法が中心になります。
初期症状がなく重症化してから、呼吸が早くなり、後ろ足に麻痺などが起こります。
定期的な検診による心臓の聴音、超音波検査で早期発見できます。
多発性嚢胞腎(たはつせいのうほうじん)
腎臓に嚢胞(のうほう)という、液状の内容物が入っている袋状のものができ、腎臓の機能を低下させる病気です。
遺伝性の病気で治癒することができず、残った腎機能の負担を減らす対処療法になります。
初期症状がなく、重症化してから気づきます。 血液検査や超音波検査で発見できます。
毛球症
グルーミングのときに、抜け毛を飲み込み、胃の中でヘアボール(毛玉)ができ、胃腸の働きを妨害する病気です。
初期症状がわかりやすく「ご飯をたべない・食べてもすぐに吐く」といった症状が現れます。
重症化すると手術での治療となります。
対処方法として、こまめにブラッシングをすることにより、抜け毛を飲み込む量を減らしましょう。
また毛玉ケア用のキャットフードもあります。
かかりやすい病気を知り対策をしましょう。
室内飼いを徹底する
外での生活は危険がいっぱいです。
野良猫とのケンカによる感染症のリスクがありますし、交通事故があります。
野良猫の平均寿命が4~5歳といわれていますので、自然の中での生活は厳しいです。
室内飼いの猫は平均寿命が15歳くらいなので、室内飼いを徹底しましょう。
毎日ブラッシングをする
抜け毛が被毛に絡まり、フェルト状の毛玉になるからです。
フェルト状の毛玉になると、毛玉をほぐすことが難しくなり、そこから皮膚の病気などにかかる可能性があがります。
毎日ブラッシングすることで毛玉を防ぎましょう。
またブラッシングには、ブラシによって体がマッサージされ、血行がよくなる効果があります。
スキンシップにもなり、体の異変に気づきやすくなります。
ですが、ブラッシングされるのが嫌いな猫に毎日ブラッシングするのは大変です。
「今日は背中だけ」「今日は脇の部分だけ」など、部分的に少しずつでもいいので、毎日ブラッシングするようにしましょう。
「総合栄養食」と表記されているキャットフードを選ぶ
総合栄養食と表記されているキャットフードは、猫にとって必須栄養素がバランスよく配合されているからです。
猫も人間といっしょで、バランスのとれた食事が健康につながります。
キャットフードのなかには、「一般食」「副食」と表記されているものがあります。
一般食と副食は主食にすると、栄養バランスが崩れて病気になる可能性があるのでオススメしません。
総合栄養食が表記されたキャットフードを選ぶようにしましょう。
歯みがきをする
猫は人間に比べて、歯垢から歯石になるスピードがはやいからです。
歯石がたまると歯周病の原因になります。
3歳以上の猫の8割が歯周病という結果がでています。
歯周病はさまざまな病気を発症させる原因です。
歯みがきをすることをオススメします。
適度な運動で肥満防止
人間といっしょで、肥満体型になると病気のリスクがあがります。
1日15分くらい運動するようにしましょう。
遊ぶことによって、ストレスの軽減にもなります。
遊ぶことに飽きないように、いろいろなおもちゃで遊んで、肥満防止をしましょう。
動物病院でワクチン接種と健康診断を受ける
ワクチンで特定の病気を予防できるからです。
猫のワクチンは何種類かのワクチンを混合しています。
病 名 | 3 種 | 4 種 | 5 種 |
猫汎白血球減少症 | |||
猫ウイルス性鼻気管炎 | |||
猫カリシウイルス感染症 | |||
猫白血病ウイルス感染症 | |||
猫クラミジア感染症 |
ワクチンの種類はいろいろありますので、かかりつけの先生と相談して、愛猫に合ったワクチンを接種するようにしましょう。
健康診断のメリットは血液検査です。
医療の進歩により血液検査で、発症している病気がわかりやすくなりました。
猫は不調な状態を隠すのがとても上手なので、健康に見えていても、実は病気になっていることがあります。
1年に1回は健康診断を受けて病気にかかっていないかチェックするようにしましょう。
避妊・去勢手術を受ける
生殖器系の病気を防ぐことができるからです。
しかし、避妊・去勢手術を受けると代謝が落ちて太りやすくなります。
太らないために、運動や避妊・去勢した猫用のキャットフードに切り替えるなど工夫をすることをオススメします。
生後6ヶ月~1歳の間に避妊・去勢手術を受けるのが、病気の発病率が低いことがわかっています。
繁殖の予定がなければ、避妊・去勢手術を受けて、生殖器系の病気を防ぐようにしましょう。
長生きするためには、子猫・成猫の時期から、健康に気をつけることが大事になってきます。
8つの方法を実践するのは、最初は大変だと思いますが、実践していきましょう。
シニア(高齢猫)になってから行う長生きする4つの対策
7歳を過ぎるとシニア(高齢猫)になり、老化現象がはじまってきます。
主に「じっとするようになった」「寝ている時間が多くなった」「毛づやが悪くなった」などです。
高齢猫に合った長生きの対策を4つ紹介します。
1つずつ解説していきます。
ストレスを与えない
ストレスで病気が発症するからです。
特に大きいストレスが、引っ越しや同居猫を増やすことです。
環境の変化が大きすぎるので、できるだけしないようにしましょう。
水飲み皿を増やす
移動が億劫になり水を飲むことを、あまりしなくなるからです。
そのため、脱水症状や腎臓病にかかりやすくなります。
水飲み皿を増やすことで、あまり移動しなくても、水を飲む機会を増えるので脱水症状を回避することできます。
水飲み皿を増やすようにしましょう。
低くてまたぎやすいトイレに変更する
高齢猫になると、またぐ動作が億劫になります。
入口の高さが低いトイレを準備、もしくはトイレの前に低い台を用意して、またぎやすいようにしましょう。
粗相することもありますので、トイレの周りにトイレシートを敷いて、対策することをオススメします。
トイレに入りやすい工夫をしましょう。
シニア用のキャットフードに切り替える
代謝が落ちてしまうので、成猫用のキャットフードではカロリーが高すぎるためすぐに太ります。
シニア用のキャットフードは、低カロリーで設計されています。
ですが、キャットフードは種類が多いため選ぶのが大変です。
かかり付けの獣医さんに相談するなどして、シニア用のキャットフードに切り替えるようにしましょう。
4つの対策をして、生活しやすいようにしましょう。
まとめ:日々のお世話が寿命をのばす
メインクーンの寿命と、長生きする方法について解説しました。
- メインクーンの平均寿命は11~14歳、飼い方によって変化する
- 子猫・成猫のときは、病気にならないように健康に気をつける
- シニア(高齢猫)からは、生活しやすいように対策をする
キャットフードや医療の進歩で、猫も長寿化しています。
しかし、毎日のお世話が一番長生きするためのコツなので可愛がってあげましょう。
この記事が参考になれば幸いです。
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