「ラグドール用に猫トイレを買ったのに、粗相や砂の飛び散りがひどくて困っている…」
「ラグドールに合った猫用トイレが知りたい」
ラグドールは体が大きいので一般的な猫用トイレでは、窮屈と感じストレスを抱えます。
実際、我が家のラグドールもトイレの中で反転できず粗相をしたり、砂を勢いよくかいたりして周囲を汚したことがありました。
この記事では、ラグドールの体格や定時・残業・出張といった飼い主の勤務スタイルに合わせて選べる、おすすめのトイレを4つ紹介します。
ラグドールと5年以上暮らしてきた私が、日々のトイレ問題から得た知見をもとに厳選した内容です。
ラグドールのトイレ選びで失敗したくない方は、ぜひこのまま読み進めてください。
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ラグドールのトイレを選ぶ3つの基準
ラグドールの体格や飼い主の勤務スタイルに合わせた最適な猫トイレを選ぶには、以下の3つの基準が重要です。
1.トイレの大きさは体長の1.5倍が目安
猫トイレの大きさは、体長の1.5倍の広さが理想と言われています。
猫は排せつ後にニオイを確認し、砂をかけて消臭する習性があります。その動作をスムーズに行うためには、体を反転できるだけの十分な広さが必要です。
ラグドールは、成猫になると体長が50cm以上になる大型猫です。体長50cmなら約75cmのトイレが理想的です。
しかし、75cmを超える大型トイレは種類が少ないため、最低でも体長より大きい50cm以上を目安にしましょう。

我が家のラグドールは、体長が50cmほどあります。実際に50cm未満のトイレでは、何度かお尻をはみ出したまま排せつしてしまいました。それから60cm以上のトイレに買い替えてからは、粗相をすることはなくなりました。
飼い主さんはラグドールが1歳を過ぎたら、体長+10cm以上のトイレを選ぶのが失敗しないコツです。
2.トイレの形状は「屋根付き」または「壁が高い」タイプ
砂の飛び散りを少なくするためにトイレの形状は、屋根付きもしくは壁が高いタイプのトイレを飼い主さんは選びましょう。
ラグドールは体が大きいので前足も太くなり力強く砂をかく傾向があります。壁が低いトイレでは毎回周囲を砂だらけになるでしょう。
私の体感ですが、壁があるとないとでは、掃除する範囲は倍ぐらい違います。
トイレ掃除の手間を減らすことは、仕事で疲れて帰宅した後でも、気持ちに余裕を持ってラグドールと接することにつながります。 だからこそ、壁付き・屋根付きのトイレを選ぶ価値があります。
3.トイレの種類は「掃除の頻度」で選ぶ
飼い主さんが1日に掃除できる回数で、トイレの種類を決めましょう。
猫は非常にキレイ好きで、汚いトイレを使うくらいなら他の場所で排せつします。こういったトラブルを無くすために、飼い主さんの定時・残業・出張といった勤務スタイルに合わせるのがポイントです。
トイレの種類 | 特徴 | 1日の掃除回数 | 向いている人 |
---|---|---|---|
オープントイレ | 手動で掃除が必要。尿・ウンチともに毎日処理が必須 | 2回以上 | 定時上がりで決まった時間に帰宅できる人 |
システムトイレ | 尿はシートに吸収、ウンチのみ処理。消臭力高 | 1~2回 | 残業が多く帰宅時間がバラバラな人 |
全自動トイレ | 排せつ物を自動で処理。価格は高め | 0~1回 | 出張・外出が多く留守がちな人 |
種類選びで迷ったときは「毎日掃除できるかどうか」を基準に考えてみてください。
トイレが清潔に保たれていれば、ラグドールも安心して使い続けてくれます。
ラグドールにおすすめトイレ4選
ラグドールの体格と飼い主さんの勤務形態に合わせた、おすすめのトイレを4つ紹介します。
ブランド 商品名 | UNIMDISE 超大型猫用トイレ | アイリスオーヤマ 猫トイレ シンプル フルカバー | デオトイレ 快適ワイド | PETKIT 猫自動トイレ |
---|---|---|---|---|
サイズ(外寸) | 幅54.5×奥行41×高さ26.5cm 幅64×奥行45×高さ33cm 幅78.5×奥行48.5×高さ33cm | 幅39×奥行50×高さ39cm | 幅70×奥行47×高さ35cm | 幅53.8×長さ62×高さ55.2cm |
トイレの種類 | ノーマルトイレ | ノーマルトイレ | システムトイレ | 全自動トイレ |
入口の高さ | 15cm | 14.5cm | 15cm | 20cm |
色 | グレー | ミントグレー ブラウン | シルキーホワイト ダークブラウン モカグレー他 | ホワイト |
参考価格 ※2025年9月時点 | 幅54.5cm 3,280円 幅64cm 3,980円 幅78.5cm 5,980円 | 2,980円 | 3,980円 | 56,250円 |
UNIMDISE 超大型猫用トイレ オープンタイプ|定時退社の飼い主さん向け

定時退社で帰宅する時間が決まっている飼い主さんには、UNIMDISE 超大型猫用トイレ オープンタイプがおすすめです。1つの素材でできたシンプルな構造で、掃除しやすく、すぐに清潔な状態を作れます。
トイレのサイズが3種類あるため、ラグドールの体格や部屋のスペースに合わせて選べます。
私が購入した幅64cmのトイレは、体長50cmのラグドールでもゆったり反転できる広さで、これに変えてからは粗相が無くなりました。
▼我が家のラグドールの使用状況▼

高さ33cmの壁が猫砂の飛び散りをガードしてくれます。おかげで仕事から帰ってきた際に「また、掃除か…」とため息をつく頻度が減りました。
定時退社で1日に2回以上掃除できる方には、掃除のストレスを減らし、ラグドールにも快適な環境を提供できる理想のトイレです。
\拭くだけ。シンプル構造で毎日の掃除がすぐ終わります/
アイリスオーヤマ 猫 トイレ シンプル フルカバー|賃貸で大きなトイレを置けない飼い主さん向け

賃貸物件でトイレを置くスペースに困っている飼い主さんにおすすめなのが、アイリスオーヤマ 猫 トイレ シンプル フルカバーです。
このトイレは、奥行きが50cmで幅が39cmと小さい設計で、スペースが少ない賃貸でも対応できます。
我が家ではサブのトイレとして使用しており、メインのトイレが使用済みの状況での粗相を防ぐために設置しています。実際にトイレを2つ設置してからは、粗相せず部屋はきれいな状態です。サブのトイレとしても活用できます。

※メイントイレとサブトイレの使用状況
フルカバー構造は猫砂の飛び散りや使用後のニオイを抑えてくれます。帰宅後に部屋に漂う不快なニオイを感じることなく、さわやかに「ただいま」とラグドールに挨拶できるようになりました。
狭い部屋でも設置でき使用後の臭いを抑えられるトイレは、賃貸に暮らす飼い主さんの快適な生活の力強い味方になります。
\狭い部屋でも快適!体長50cmのラグドールでも満足のトイレ/
デオトイレ 快適ワイド本体セット|残業で帰宅時間がバラバラな飼い主さん向け
残業で帰宅時間がバラバラな飼い主さんには、デオトイレ 快適ワイド本体セットのシステムトイレがおすすめです。
システムトイレは、オシッコを下に敷いたトイレシートに吸収させる構造で消臭効果がとても高いのが特徴です。
飼い主さんの帰宅が遅くなった場合、愛猫はオシッコを2回以上しているでしょう。その結果、ノーマルタイプのトイレでは愛猫が不潔と感じてしまい、他の場所で排泄する可能性があります。
実際に私の知人は帰宅時間が遅く、ノーマルタイプのトイレを設置していたときは、カーペットの上で粗相をされていました。しかし、システムトイレに変えてからは、粗相がなくなり「トイレのことで慌てて帰ることがなくなった」と言っています。
ウンチの処理は毎回しますが、オシッコの掃除回数を減らせるのは忙しい飼い主さんにとって心の余裕につながります。そんな安心感があるだけで、疲れた夜も、愛猫との時間がいっそう愛おしく感じられるはずです。
PETKIT 猫 自動トイレ|出張が多い飼い主さん向け
出張が多く、家を空けることが多い飼い主さんにおすすめなのが、PETKIT 猫 自動トイレです。
全自動トイレは、オシッコもウンチも自動で掃除をしてくれます。そのため「早く家に帰ってトイレ掃除をしないと、粗相されてしまう」といった心配事がなくなるのがメリットです。また、スマホのアプリでトイレの使用状況や体重などの状態がわかるため、外出先でも安心して過ごせます。
しかし、全自動トイレは機械による掃除なので、初めは愛猫が戸惑う可能性があります。全自動トイレ購入後は、猫砂の感触に慣れさせる「お試し時間」を設けることが必須です。
飼い主さんが出張などで日を跨いで猫が留守番しないといけない状況では、全自動トイレが最適です。外出中でも「うちの子、ちゃんとトイレしているかな?」と確認できるのは、飼い主さんを安心させ仕事に集中できます。
トイレ掃除を楽にする便利アイテム3つ
ラグドールのトイレ掃除を楽にする便利アイテムを3つ紹介します。これらのアイテムを活用することで、掃除の時間を短縮できてストレスも減らすことができます。
1.トイレマット|猫砂の飛び散りを防ぐ

排泄後に猫砂をまき散らす愛猫に困っている飼い主さんには、Amazonベーシック 猫用砂取りマットがおすすめです。
このマットをトイレの前に敷くことで、今までトイレの周囲に飛び散っていた猫砂がマットの上に留まります。掃除の手間がぐっと減り、軽い掃除だけで済むようになります。

私もトイレマットを敷いていないときは、毎回猫砂を集めるのに箒とチリトリを使っていました。しかし、トイレマットを敷くようになってからは、すぐに猫砂を集めトイレに戻すことができ便利だと感じています。
仕事から帰ってきてトイレの前の猫砂の散らかし具合にため息をついてしまっている飼い主さんに、ぜひ敷いてほしいトイレマットです。
\たった1枚で掃除の手間が激減/
2.トイレボックス|排せつ物のゴミ箱用に

愛猫の排せつ物の処理に毎回ゴミ袋を用意するのにストレスを感じている飼い主さんにおすすめなのが、リターロッカーⅡです。
愛猫の排せつ物をボックスに入れるだけで、しっかり密閉しニオイも漏れずに、ゴミ処理が格段に楽になります。
ラグドールと暮らし始めた頃、私は毎回ゴミ袋を用意して排せつ物を処理し、それをゴミ箱に捨てていました。
ですが、ゴミ箱を開けるたびに嫌な臭いがして、正直うんざりしていたんです。このトイレボックスを購入してからは、ゴミ袋を用意する手間と臭いニオイを嗅いだ嫌な気持ちがなくなり淡々とトイレ掃除をしています。
排せつ物の臭いニオイに悩まされることなく簡単に処理したい飼い主さんにとって、このボックスは惜しくない投資です。
\手間とクサイからの解放。まとめてポイが可能に/
3.トイレ掃除用シート|トイレ本体のちょっとした汚れ掃除に
トイレの端に残るオシッコ汚れをすぐに掃除したい飼い主さんにはシュシュット! 厚手おそうじシート 猫用がおすすめです。
トイレの端でオシッコをしてしまうとトイレ自体にオシッコがついてしまうことがあります。このシートはオシッコ汚れをサッと掃除でき、とても便利です。
私はノンアルコールのウェットシートでトイレを拭いていましたが、同じところを3回くらい往復しないと汚れが落ちず本当にストレスでした。
しかし、この専用シートに替えてからは、サッと1回拭くだけでオシッコ汚れが取れたので、とても気持ち良かったです。
トイレのちょっとした汚れでもすぐに綺麗にしたい飼い主さんには、このシートは手放せない存在になります。
よくある質問【Q&A】
ラグドールのトイレに関してよくある質問を3つ紹介します。
猫用トイレは屋根ありとなしではどちらがいいですか?
A.飼い主さんの好みで屋根のありなしを決めて大丈夫です。
飼い主さんが部屋にニオイが充満するのを嫌うなら屋根ありがおすすめです。逆に、ニオイよりもトイレをすぐ掃除したい飼い主さんには、使用状況を遠目で確認できる屋根なしをおすすめします。
猫がトイレを気に入らないサインはなんですか?
A.代表的な気に入らないサインは以下の3つです。
- トイレのヘリに足をかけて排泄する
- 排泄後に砂をかけずにトイレから飛び出す
- 空中や壁などを前足でかく
こういった行動をしていたら、愛猫はトイレが気に入らないと思っています。
ウンチが臭い原因はなんですか?
A.ウンチが臭い原因は主に次の3つです。
- 食事の質や消化不良
- 病気
- 環境の変化などによるストレス
原因を特定するためには、まずは専門家である動物病院の先生に相談するのが最適です。
まとめ:ラグドールも飼い主も快適に!納得できるトイレを選ぼう
ラグドールのトイレについておさらいをします。
- トイレはラグドールの体長より大きく壁や屋根があるのを選ぶ
- 飼い主が1日にトイレ掃除できる回数でトイレの種類を決める
- トイレ掃除は手早くキレイにできる工夫をすることで飼い主のストレスは減る
以上のポイントを踏まえてラグドール用のトイレを選べば、飼い主も愛猫もストレス無く快適な生活を送れます。
現状のトイレで不満やストレスを抱えているなら買い替えのチャンスです。トイレの選ぶ基準を知った今ならトイレ選びで失敗することはないでしょう。
ラグドール初心者は「この飼い方で合ってる?」と不安になることもあります。
初心者の方に向けて5年以上ラグドールと暮らしている私が「ラグドールの飼い方」について次の記事でまとめています。▼
ラグドールと暮らしていく上で重要なのが、ブラッシングです。下記の記事でラグドールにおすすめのブラシを紹介しています。▼
最後まで読んでいただきありがとうございました。この記事が、あなたとラグドールの快適な暮らしに少しでも役立てば嬉しいです。
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